皆さんこんにちは。
大田区大森駅近くの「れいな歯科」です。
むし歯や歯周病の予防にもっとも効果的な「歯磨き」。
皆さんは正しい歯磨きの仕方を知っていますか?
今回は、効果的なブラッシング方法をご説明いたします。
小さなお薬を噛み砕いて、歯を真っ赤にする「染め出し」を経験したことはないでしょうか?
あれは歯の表面に付着したプラーク(歯垢)に着色させるための方法です。
プラークは、むし歯や歯周病の原因となります。
一見きれいに磨いたように見える歯も、染め出すことでよく見えるようになり、どこに磨き残しが多いかなどご自分の「歯磨きのクセ」を簡単にチェックできます。
この方法は、お子さまにも分かりやすいので効果的です。
歯ブラシは、親指・人差し指・中指の3本の指でペンを持つように軽くにぎります。
磨く時は、歯ブラシを横に動かし、1本の歯につき20回ほど小刻みに動かしましょう。
とくに意識して磨くのは「歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目・奥歯の溝」です。
歯と歯ぐきの境目部分を磨く時は、斜め45度の角度でブラシを当てて、歯ブラシの毛束が歯周ポケットに届くようにしましょう。
磨き残しを防ぐためにも、上の歯から順に奥歯、前歯、表、裏などと、磨く順番を決めておくことをおすすめします。
デンタルフロスは、歯ブラシとともに毎日使うと効果的です。
慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、使ううちに上手になってきます。
今回は、持ち手のない「ロールタイプ」の使い方をご紹介します。
糸の持ち方
1. デンタルフロスをケースから引き出し、ひじまでの長さに切る。
2. 中指に2〜3回巻きつけ、約15cmの長さにしてピンと張る。
3. どちらか一方の指に多く巻きつけ、1〜2cmの長さにする。
この状態で歯間に糸を通し、次の歯間に移る時にはきれいな部分が使えるように調整していきます。
磨き方
1. 片方の手の指を歯の外側に、もう片方の指は歯の内側に入れる。
歯の位置によってやりやすい手が変わってきますので、その都度変えてみてください。
2. フロスを歯にひっかけるようにして、上下に数回動かし、歯の側面を磨く。
同じことを隣の歯の側面でも行う。
この時、歯の根元までフロスで磨くようにしてください。
出血がある場合がありますが、気にせず毎日行っていると出なくなってきます。
以上が基本的なブラッシング方法です。
ですが、人によって歯並びは千差万別、磨きにくい部分もあるかと思います。
当院では、その方に合ったブラッシング方法をアドバイスするほか、定期的なプロによるクリーニングも行っております。
どうぞお気軽にご来院ください。